学校長あいさつ

 

ようこそ串本古座高等学校(古座校舎)へ

 

県立串本古座高等学校

校長    愛 須 貴 志

 

 

串本古座高等学校・古座校舎のホームページにアクセスしていただき、ありがとうございます。

 古座校舎は、大正7年に古座町・高池町・西向村学校組合立古座実業学校として開校、昭和23年の学制改革により和歌山県立古座高等学校となりました。温暖な気候、豊かな自然に囲まれ、地域の皆様にも温かく見守られながら、各方面や各地域を担う人材として活躍されている約14000人の卒業生を輩出してきた伝統ある学校です。その後、時代の流れや社会情勢の変化により、平成20年、串本高等学校と古座高等学校が統合し、串本校舎と古座校舎という2つのキャンパスを持つ学校としてスタートしました。2つの校舎は、異なる歴史と伝統、校風を持ち、コース等にも違いがあります。そうした違いを尊重しつつも、生徒一人ひとりを大切にし、「豊かな心」「礼儀を重んじる心」「郷土を愛する心」をはぐくみ、社会を形成する人間として、自ら考え、学ぶ力を育てるという共通の教育目標をもつことで1つの学校としての一体性をもっています。

 古座校舎は、地域の学校という伝統を基盤としながら、ユネスコスクール加盟校として、ESD(持続可能な開発のための教育)を推進し、紀南の豊かな自然の中、持続可能な社会づくりについて学んだり考えたりすることで、豊かな心を育み、次世代を担う人材を育成してきました。しかしながら、地域の過疎化が進み生徒数が減少する中、活力ある高校教育を進めていく上で十分な規模を維持することが困難になってきました。平成28年度、串本古座高等学校における再編整備計画が実施されることとなり、平成29年度より古座校舎の生徒募集が停止されました。この平成30年度は串本古座高等学校古座校舎(旧古座高等学校)の最後の年になります。創立100周年を迎える年に、その幕を閉じることになりますが、我々教職員は生徒一人ひとりを大切にし、丁寧で、きめ細かい指導を行い、生徒の希望進路の実現をサポートしていきたいと考えています。3年生28名とともに、幕を閉じる最後の日まで、頑張っていきますので、本校への一層のご支援、ご協力をお願い申しあげます。

 

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平成30年4月9日始業式にて